治験モニターとは?

特定保健用食品や医薬品などの決まった食品または薬などを一定期間摂取し、効果を確認する臨床試験に協力するモニターを一般的には治験モニターと呼びます。

治験モニターの参加方法

治験モニターは強制的に参加させられることはありません。参加するにはリサーチ会社から送られてくる治験モニターの募集メールに応募するか、治験モニターを募集しているサイトから登録します。現在特定の疾患に悩まされている方や中高齢者対象など、応募には特定の条件がある場合が多いようです。

治験モニターに選ばれると、メーカーなどが開発、もしくはすでに販売している健康食品などを一定期間摂取し、後日指定された診療所・病院などで健康診断を受診するケースや、健康診断を受診後に一定期間病院に何泊か入院して各種の検査を実施するケースなどがあります。

どちらのケースの場合でもいえるのですが、強制的に参加させられることはなく、治験モニターの内容を確認後にキャンセルすることもできます。要は同意書に署名しなければ参加することができないのです。

治験モニターの謝礼

ほかのアンケートモニターと比較しても、治験モニターは高額報酬(謝礼)が得られます。泊り込みの治験では拘束される時間も長くなりますから、1日当たり数万円、1週間程度の入院で10万円程度とかなりの報酬が期待できます。もちろんその期間は自由に外出などできず、会社勤めの方は出社できません。

治験モニターにおける注意点

最終的に治験モニターは人を対象にした臨床試験ですから、怖いというイメージをお持ちの方も多いと思います。薬などの副作用が心配でしょうが、大手製薬会社など発売直前の新薬のモニターですので特に危険などといった心配はいりません。メーカー側では、何年もかけて動物実験や人体実験等により安全性を確認していますから、そういった心配はほとんどないようです。

また、治験モニターの前に実施される健康診断などでは、現在かかっている疾患、服用している薬などの調査がありますので、嘘をつかずに正直に申告することも重要です。